こんにちは。首里住まいのジッジ(@hub11)です。
琉球王国の栄華を象徴する首里城。一度は焼失しましたが、その後の復元と再建により、再び人々の目を楽しませています。
今回は素屋根の中で復元途中の正殿を間近で見学できるイベントに参加しました。
期間:2023年9月9日(土)~10日(日)見学時間約15分
場所:素屋根内部(通常は入場できないエリア)
料金:イベント自体は無料でしたが、復元工事区域の素屋根は有料エリアになり入場料は必要でした。
イベントと復元途中の正殿の様子の紹介とその他首里城のみどころを紹介しますね。
首里城の特色を最大限に活かしたイベントや、思い出に残る写真撮影のチャンス、お土産選びの参考にもなる情報を詰め込んだ、首里城をお楽しみください。
首里城の概要が必要ない方はイベント内容記載の「首里城の魅力と特色」からお読みください。
2023年8月設置の素屋根(すやね)とは
2023年8月26日から復元中の首里城正殿を覆い、雨風から守る仮設設備「素屋根(すやね)」公開され、窓越しに正殿を見ることができるようになりました。
のちほど紹介する園比屋武御嶽石門横、右の歓会門まえにして、その後ろに素屋根がみえます。
ちかくから撮影すると城壁の高さから素屋根の大きさがよくわかります。
首里城についての総合情報
首里城について紹介します。詳細は首里城公園の公式ウェブサイトをごらんください。
首里城の歴史
沖縄の歴史と文化を象徴する首里城。その歴史は約600年前、琉球王国の時代にさかのぼります。
宮之懸を初めとする6つの棟で構成された絢爛豪華な首里城は、国際的な交易の中心地として繁栄を極めました。
国王や王族、そして外国の使節たちをもてなす場として、数々の歴史的出来事が幕を開けました。
また琉球王国の首都として、政治の中心でもありました。
戦後は、沖縄の文化を引き継ぎ伝える象徴的存在となり、その価値は世界遺産にも認められました。
首里城の建築
首里城の建築は、東アジア建築の特徴を色濃く反映した独自のスタイルが魅力であり、琉球独自の文化に加え、中国や日本の伝統的な要素が見受けられます。
琉球石灰岩を加工して、ゆるやかなカーブを描いた城壁は美しいかぎりです。
また紅瓦が用いられた屋根、清雅で美しい彫刻、そして大屋敷の庭園などは、訪れる者たちの目を惹きつけます。
首里城の位置
首里城は、日本の南端、沖縄県那覇市に位置しています。首里の盆地に広がる広大な敷地内に立つ首里城は、最も高いところで海抜約130メートにあり、一望できる東シナ海の絶景も見どころの一つです。
首里城の訪問ガイド
まずは首里城公園内(周辺文化財)含めて主な箇所(無料)を紹介します。
まずはトイレ!蛇口が可愛らしい(笑)
首里城の見どころ
首里城には見どころが満載です。
紅瓦の屋根と黄色の壁が特徴的なこの建物は、琉球王国時代に国王が政務に当たった場所で、今でもその華麗さは健在です。
歓会門
首里城の正門、城郭観覧の入り口
瑞泉門
第二の正門。門の手前右手に龍樋があることから「立派な、めでたい泉」という意味です。
龍樋(りゅうひ)
泉水を瑞泉ともいいます。王宮の飲み水、中国からの使者への飲水として提供されたそうです。
久慶門(きゅうけいもん)
これからの城を象徴しているかのように空に羽ばたくような門、首里城で一番好きな写真撮影場所
かつては主に女性が利用した通用門、現在は城郭内観覧順路の出口になっています。
ある書籍によると門の付近に「ハート型の石畳」があるらしいので確認して追記いたします。
守礼門(しゅれいもん)<周辺文化財>
門に掲げられいる扁額には「守禮之邦」と書かれ「琉球は礼節を重んずる国である」という意味です。
園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)<周辺文化財>
世界遺産、国王が外出する時の道中の安全をこの石門前で祈願していたそうです。
円覚寺跡<周辺文化財>
沖縄県那覇市首里当蔵町に存在した臨済宗妙心寺派の仏教寺院跡
弁財天堂(べざいてんどう)・円艦池(えんかんち)<周辺文化財>
弁財天堂は航海安全を司る水の女神・弁財天を祀(まつ)っていたそうですが、この日も拝まれている人がいました。
円艦池(えんかんち)は水深3mの人工池で首里城等からの雨水がこの池にたまり、龍潭池へながす仕組みになっています。小学生の頃、トノサマガエルが繁殖して10cmぐらいのオタマジャクシがいた記憶があります。
龍潭池(りゅたんいけ)
人口の庭園池
現在は魚釣り禁止になっていますが、昭和で小学生の頃は魚釣りができ、鯉を狙っていましたが、ティラピアがよく釣れてリリースして楽しんでいたことを思い出します。
また城西小学校の入り口にあった文具店で釣り竿を販売していました。
私の子や孫をちょっと手が離れてこの池に落ちたことことがあります(^_^;) すぐに拾い上げましたが、みなさんも気をつけてくださいね。
首里城の入場料
前記「首里城の見どころ」の写真箇所は無料ですが、「首里城内オススメの写真撮影箇所」で説明のエリアは有料になります。
一般購入で年間2回以上訪れるなら年間パスポートがお得になります。
年間行事も2回以上あるし、孫に沖縄の伝統・文化を観て学ばせたいので、次行く時は年間パスポートを購入しようね。
大人 | 中人 (高校生) | 小人 (小・中学生) | 6歳未満 | |
---|---|---|---|---|
一般(20名未満) | 400円 | 300円 | 160円 | 無料 |
団体(20名以上) | 320円 | 240円 | 120円 | |
年間パスポート | 800円 | 600円 | 320円 |
年間パスポートについて
■有効期限:作成から1年間
■メリット:
①有効期限内であれば、何度でも入場可能
②首里城公園内の直営売店、レストラン、カフェ(本設店舗、呈茶サービスを除く)で5%割引のサービスが受けられます。
首里城の営業時間
首里城の開場時間は、8時30分〜18時(入場券販売締切17時30分)*最短の時間を記載
*時期毎に終わる時間が異なり、一番遅い時期で夏場の20:30分になりますので現地にて確認ください。
年末年始は休館日となっておりますのでご注意ください。
首里城の見学時間
首里城と公園内を十分に楽しむためには、約2時間から3時間の見学時間を目安にすると良いでしょう。
城内のイベントがあればノンビリ2時間、城周辺は急ぎ足で1時間程度でしょうか。
アクセスと駐車場
首里城へのアクセス
那覇空港から車で約30分、那覇市内からはモノレールの首里駅から徒歩約20分と、交通の便は非常に良いです。また、観光バスでも訪れることが可能です。
レンタルサイクルも近場にあります。
首里城の地図
首里城の詳細な地図は、首里城公園の公式ウェブサイトにて閲覧することが可能です。敷地内の各施設の位置や自然散策路の情報など、訪れる前に事前に確認しておくと良いでしょう。
首里城の駐車場
首里城公園には駐車場が完備されており、大型車82台、小型車358台を収容することができます。また、駐車料金は一日最大500円です。
イベント開催時は満車になることが多いです。そのさいは近隣のコインパーキング場の利用となります。
首里城の復元と再建
首里城の焼失
2019年10月31日の未明、残念ながら首里城は大火で焼失してしまいました。
その壮観な姿は一夜にして灰と化し、いつもそばにいた父を突然亡くしたような喪失感で涙した日でもあります。
この大火により、世界文化遺産でもある首里城の全焼は、沖縄の文化と歴史の大損失となりました。
▼2021年1月、焼失から後片付け、再建前の様子
上写真、屋根の上の龍が以下のようになりました。
首里城の復元
その後、国や地方自治体をはじめ国内外から多大な支援と励ましの声が集まり、首里城の復元活動が進められています。その一環として2022年春には、火災からの復興記念式典を実施する計画が発表されました。
首里城の再建
首里城の再建工事は2021年中に開始され、2026年の完成を目指しています。
その姿はかつての煌びやかさを蘇らせ、再び多くの人々が集い、様々な文化的交流が交わされる場となることでしょう。
首里城の魅力と特色
首里城のイベント
首里城では、一年を通じて様々なイベントが開催されます。歴史や文化を学べる講座やワークショップのほか、ストリートパフォーマンスや体験学習イベントなど、家族連れや学生、観光客にとって楽しいコンテンツが満載です。
来沖スケジュールが決まったら、ぜひ城公園の公式ウェブサイトでイベント内容を確認されてくださいね。
この日は首里城正殿の柱をささえていた礎石(ニービ)を細かく砕くボランティアが実施されていました。
うるし塗りの原料になるので復元に協力したことになりますよ!
与那国島から運ばれた岩を加工して大龍柱や礎石等にしたそうです。
この程度まで砕かれた石を更に細かくする10分程度の作業です。
3歳の孫も一緒に参加しました。
参加証ももらえますので良い記念になります。
首里城内オススメの写真撮影箇所(有料区域の案内)
右手の建物でチケットを購入します。
奉神門(改札所)
立派な入り口
ここから先が有料区域になります。
有料区域に入ってすぐ素屋根(すやね)の側面に正殿が描かれています。
杉の木の大木から手作業で切り出し
ガラス越しに杉の木の大木から手作業で切り出している伝統の技を見ることができます。
職人さんは、たぶん県外から来られていると思うのですが、気が遠くなる作業の合間に孫に手をふってくれました。
首里城内、素屋根内部で復元途中の正殿を間近で見学
通常は正殿の作業場はガラス越しの見学ですが、2日間の期間限定で見学ができました。
作業場にはヘルメットを被り入ることができました。入ってすぐの写真です。
正殿の正面になります。写真ではわかりにくいですが、体育館よりも広い素屋根(すやね)内で復元中の正殿の大きさに圧倒されます。
2Fまであがることができます。あと動画等も撮影しましたが、首里城見学の楽しみにしてください。
ひのきの「けずりくず」がもらえる
首里城正殿復元工事ででた「ひのきのけずりくず」がひとり1個(無料)もらうことができます。
この袋から自分で集めて袋にいれます。
新築の家の香りがして復元時の良い記念になりますね。
▼アンケートを募って色々なイベントを企画するようですので楽しみです。
希望の箇所に●シールを貼るとシーサーシールがもらえました。
首里城内の「東のあざな」(あがりのあざな)からの眺めがオススメ
城郭の東側に築かれた物見台。城内や城下をはじめ四方をながめることができます。
東は日が昇る場所のため方言で「アガリ」アザナは「物見台」を意味します。
首里城でもオススメの場所、何回来てもこちらから眺めることにしています。
「東のあざな」は雨天時は見学できませんので、首里城公園の観光は晴れた日がベストですよ。
人が立っているところが先端になります。小学生低学年には景色は見えないかもしれません。
東側のながめ素屋根(すやね)がみえます。
左側に守礼門がみえ城内を眺めることができます。
北方面の眺めになります。
下から東のアザナの眺め
首里城の土産
首里城内のお土産品のお店、特に夏場は涼みながら、商品をゆっくり眺めてはいかがでしょうか。
首里城の記念グッズ
2023年9月9日から発売の復元工事から生まれた、記念グッズ国産ひのきスティック(税込500円)購入しました。
このような記念グッズは金額の一部は復元費用となります。
沖縄美ら海水族館・首里城公園公式オンラインで購入が可能ですの事前にチェックされると楽しいと思いますよ。
首里城のマスコット
「ハクタクおじい」のマスコット、ブログに使えそうなのでおじいにつられて購入(700円)
9つの目をもっている神獣として琉球王朝時代に関連するマスコットなでおもしろいです。
ハクタクおじぃは、琉球王国時代に天才絵師と言われた自了(じりょう)が描いた絵画のうち、現存している「白澤之図(はくたくのず)」をモチーフとしています。
沖縄美ら海水族館・首里城公園公式オンラインより
白澤は、万物の情報に通じ人の言葉を理解し、災いを取り除くことができるとして知られています。琉球王国時代に描かれた「白澤之図」白澤は中国の故事を元としていますが、作品に描かれていることから古くより琉球に伝わる神獣だったと考えられています。
首里城の書籍類
売店で購入、孫たちに教えれるようにブログに書きながら歴史から勉強します。
沖縄が発行所の書籍類はAmazon等では販売されてないのが多いので、こちらの売店や沖縄の書店で購入されたほうが良いと思います。
まとめ
首里城公園は地元首里住まいの私のウォーキングエリアです。
東大もとぐらしで写真だけ撮り今まで記事にしていませんでしたが、復元される過程も孫にも見せ、記録として記事にすることにしました。
年間パスポートを購入して、イベントや首里城の魅力を随時更新していきますので楽しみにしてくださいね。
本ブログが沖縄、首里城観光の参考になればうれしいです。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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